闇
昨日はななつ先生と監獄の後、騎士団へ。
騎士団には多くのBOTが・・・
ふと見ると一体のオーラモンクが果敢にも深遠に向かってゆく。
タイマンで勝てるのか!?
そんなにも強いのか!?
明日の朝飯何食べよう!?
などと思いつつ、その対峙に目を向けた。
IAの恩恵で、高速で動くモンク
対して緩慢な動きの中にも強大な力を感じさせる深遠
肉薄するモンク
カリツを呼び出す深遠
右手に力を溜め、牙突のごとく拳を打ち出すモンク
・・・背景が流れ、輪郭がつかめないほどの高速で文字通り深遠に「殴り込む」
2体のカリツをかわし、深遠の傍らに潜り込むモンク
そう思われた瞬間、一瞬深遠の体がブレる。
深遠の必殺技、ブランディッシュスピアだ!
しかし、モンクは全身全霊で拳を突き出す形に!
迫り来る深遠の刃!
しかし、モンクの拳のほうが早い!
深遠の体に深々と突き刺さるモンクの全身全霊を賭けた拳!
しかし、深遠はそれにかまわずモンクの体にこれも全霊を賭けた必殺のBDSが突き刺さした!
その瞬間、あたりは光に包まれた。
一瞬の間に白い光の中で踊る赤と黒の炎。
それはモンクと深遠の血しぶきであり、闘気の形だったのかもしれない。
光の波が消え、薄く目を開けると・・・
そこにはボロボロの鎧と剣を纏い、黒馬にまたがる息絶え絶えの深遠と
同じくボロボロのローブを纏い、地に足をつけたモンクが立っていた。
引き分け・・・か?
そう思った瞬間、
モンクの体から噴水のように血しぶきがあがり、
同時にその場に倒れ込んだ。
それだけには留まらず、モンクの体は深遠のBDSの衝撃に耐えられずに砕け散り、塵となって騎士団の砂と消えた。
そう、生き残ったのは騎士団の闇の強者、深遠の騎士だった。
深遠とモンクの対峙に目を奪われていた俺の耳に後ろから声が聞こえた。
ななつ「萌え」
それを掛け声に俺たちは騎士団の闇に向かって走り出した・・・。
続く・・・のか?