感想続き

トリックとゆうか解決編は読めばすぐに「あ〜なるほど」っと理解できるんですが、前半の前半に記してある脳と心の関係とかは、私立理系の私には読み解くのに時間がかかりました。
不確定原理とか存在確率ってのは専門分野の基礎にあたるので簡単に頭に染み込むんですが、脳と心や外の世界と内の世界などは、文系能力の低い私にはちょっと読み解いように感じました。
ただ、理詰めの説明でしたので、それに基づく幽霊と茶碗の話も多少時間をかければだいたい理解したように思えます。今までに聞いたどの説明よりもわかりやすかったですしね。
面白いところは関口の類い稀なるダメっぷり、京極の爽快なまでの頭の回転の早さ、そして、榎木津の超能力。この3人の探偵の対比です。そこに第4の人物として読み手も探偵として、他の3人と対比してみるとさらに面白いかもしれません。
あとは、京極の理論です。独自の理論で、怪奇現象を説明しています。この理論を説明するのは難しいですが、本を読んでいただければわかると思います。いえ、わからないかもしれません。わからない事をわかる、または、わかる事がわからないのかもしれません。実に面白い理論です。
そして、解決編です。多くの謎が解けると共に表に現れる狂気。衝撃のクライマックス。解決のヒントは先入観を捨てること。そうすれば見えてくるはずです。なぜなら、「この世には、不思議なことなど何もない」のですから。

感想終わり
映画になるみたい。って、俺も映画になるから目付けたわけだけど。
ただ、映像にするとグロいだろ!って描写が多く含まれてるんだけど、その辺がどうなるかも見物だね。
どうせなら凝に凝って18禁にするとか(゜д゜;)ァ…主旨変わっとるな。
映画も楽しみってことで(ノ゜O゜)ノ